Archive for 5月, 2013

カンタショール · 2013年5月13日 月曜日

 私も一応、二児の母という立場でありながら、先日の母の日は息子たちに

見事にスルーされ、「ふーんだ…」と内心ふてくされていたのですが、

そんな気持ちも吹っ飛んでしまうような心おどる出来事がありました。

 

それはこちら…

インドのベンガル地方に古くから伝わる刺繍である「カンタ」の

ショールが入荷したのです♪

手織りのタッサーシルクの全面に、一針一針刺繍が施された

インドの女性の本当に根気のいる美しい手仕事。

図案は植物だったり、動物だったり、働く人、建物、太陽…

そして、どの図柄も素朴でかわいらしい。

どれほどの時間を掛けて、この1枚を作りあげたのだろう?

ショールの裏側の針の運びを追いながら、じっと見入って引き込まれてしまいます。

首に巻いたら、とっても存在感のあるオシャレができそうですし、

タペストリーにしても素敵だろうな~と思うのです。

 

家内製手工業の物なので、多少の織りムラやツレ、ホツレなどがありますが、

手仕事の特性としてご理解いただければと思います。

ぜひぜひご覧下さいませ。

心揺さぶられます…

 

(カンタショール 60×200 9975円)

 

 

 

 

立夏 · 2013年5月10日 金曜日

 

ハコニワの布の小物を作って下っている「つきのわ」さんから

麻のコースターが届いています。

小さい丸、しずく型、葉っぱ型など。

いつの間にか、麻がしっくりする季節になっているのです。

 

今日は朝から日差しが強く、駅前まで用足しに今年はじめて日傘をさしました。

お客様とは「暑いですね」というやりとり。

そうこうしているうちになんとなく風が湿気をおびて、雲が厚く立ちこめはじめました。

そして、ハコニワの庭の崖下の方からはなんと蛙の声、ゲコゲコゲコゲコ…

雨が近くなると蛙が鳴き始める。昔聞いたことがあるそんな話を思い出し、

慌てて洗濯物をこみに2階に駆け上がる。

自宅と店がくっついているからできる技。

昨日は家庭訪問にいらした先生と閉店時間をご存じなかったお客様が鉢合わせ。

お客様に事情を話し、申し訳ないことに慌ただしく帰っていただくという始末。

主婦として便利なこともあれば、どうなのよ?というところもあるハコニワです。

(つきのわ 麻のコースター 450円~630円)

 

 

 

朝とケニア山の紅茶 · 2013年5月10日 金曜日

 

最近スーパーフルーツトマトなるものに、ご執心のワタクシ。

甘く味が濃いというのに加えて、食感が堅めで水っぽくないところが

お気に入り。

毎朝欠かさずスーパーフルーツトマトを食べたいところですが、

しかしやはりそこはお財布とご相談。

スーパーフルーツトマトの前で毎回少しためらってしまう小市民です。

少しためらった後で、「もう人生の折り返し地点は過ぎたことだし、これからの日々は

心から美味しいと思うものを少しだけ食べることにするぞ」と息巻いて、

カゴに入れたりしています。

「少しだけ食べる」というところは、なかなか身につけられない難題ですけど…

それからハコニワに、朝のお茶にはぴったりのケニア山のオーガニック紅茶が、

また入荷しています。

気に入って下さるお客様が多く、「ケニアの紅茶また入ります?」というお声に

お応えしました。

そろそろアイスティーも恋しい季節。

コクがある紅茶なのできっとアイスミルクティーなんかも美味しいと思う。

 

ガラスのティーポットはきれいな紅茶の色と、茶葉が踊る様子をのぞき込む時間も

楽しめます。

 

 (ケニア山紅茶1050円  徳間保則 ガラスティーポット500ml  3675 円 )

 (ワンプレートのお皿 中野明彦 粉引八寸皿 4200円)

 

 

 

 

 

耳を澄まし、心を凝らす · 2013年5月8日 水曜日

私の愛読書である加藤文子さんの「草と木の小さな鉢」という本に

ある一文。

  植物おのおのから発信される何かを

  大切に受け止めて育ててみたい

  決まりはない

  そして 例外はいくつもある

  よく耳を澄まし 心を凝らす

 

そんな一文を思い出しながら、小さな鉢に毎日水遣りをしたり、

お日様に当てたり、近くで見たり離れて見たりしています。

苔の中に何かの草の種が入り込んでいて、思いも寄らない小さな花が咲いているのを

発見するのが、最近の楽しみ。

 

「よく耳を澄まし、心を凝らす。」

忙しがっている私が忘れがちなことを、教えてくれてる言葉。

 

さて、明日の閉店時間のお知らせです。

長男の家庭訪問デーなので、16時30分closeさせていただきます。

よろしくお願いします。

 

 

 

篠竹だ円ざる · 2013年5月7日 火曜日

私の今日の朝ごはんみたいな昼ごはん。

一人のお昼はいつもこんな感じの粗食なのだー。

そして、おむすびの握りのゆるさが、山登りの後の筋肉痛のひどさを物語っています。

山登りなのに、なぜ腕の筋肉まで痛いのでしょうね?

急な石段で、手すりを頼りに登ったことをたった今思い出しました…

 

それはさておいて、この岩手の職人さんによるだ円ざるは、

いろいろな場面で大活躍するのでオススメです。

冷たい蕎麦やうどんにはもちろん、揚げ物を盛りつけたり、パンだってなぜかとても似合う。

おむすびをのせている方が小さいサイズ、パンがのっているのが大きいサイズです。

(篠竹だ円ざる 小 2500円  大 3000円 )

 

 

鋸山 · 2013年5月7日 火曜日

渋滞だとはわかっていても、なぜ人は出掛けるのだろう?

ご多分に漏れず、我が家もです。

 

「大丈夫!鋸山はママだって登れる山なんだから」

夫と子ども達に誘われて、昨日は房総の鋸山に出掛けました。

上の子が中学生になってからは、部活部活で、スケジュール調整が大変。

家族そろって出掛けられるのはめずらしいことです。

そして、私でも全然オッケーな山のはずが、実は意外にハードだった…

家族の足手まといのびりっかすに成り下がったママに

「でも今日はけっこうがんばってたよ」と息子達から、なぐさめの言葉をもらいました。

 

渋滞のおかげでみんなでたくさん話もできたし、

夫が調べ上げたオススメの店で、海の幸も満喫したし、

自分のなまった筋力を猛省したし…。

連休のいい締めくくりになりました。

今日は物を持つ手がプルプル震えたり、脚はカクカクしたり。

自分の体でありながら、なんとなくよそよそしい。

そして明日こそやってくる、1日おいての筋肉痛に今からビクビクしています。

 

連休は終わった。

いつもの毎日が、またはじまります。

 

 

 

古真舎のカップ · 2013年5月4日 土曜日

「風薫る5月…」という手紙の書き出しを思い出させてくれるような日。

庭のレースフラワーを切って、店に生けました。

スピーカーからはクラシックギターの音色。庭からは小鳥のさえずり。

こんな日にお似合いの、物静かな大人の女性がふらっと立ち寄って下さって、

のんびりお買い物を愉しむ、そんな雰囲気のハコニワとなっております…。

(イイネ、イイネ)

そして、そんな大人の女性にもお似合いの、素敵な器ご紹介したいと思います。

古真舎・齊藤さんという作家さんの粉引のカップとピッチャー。

以前からぜひにとお願いしていた作家さんで、晴れてお取り扱いさせていただけることに

なりました。

(ティーカップ φ6 w8  h9センチ  2835円)

どうですか?このやさしいフオルム。 美しくて、落ち着く曲線です。

(高台カップ φ9.5 h6センチ 3150円)

(コーヒーカップ φ8  h6.5センチ  2520円 ・3枚目の写真のピッチャー 4200円 )

この持ち手の形にうっとりと見とれてしまう…。

今日のハコニワ、なんとなく静謐な空気が漂っている気がするのは

多分、この器が並んだせいだと思います。

今度ぜひ、お手にとってご覧下さいませ。

 

さて、今週はこれにて。

明日からお休みをいただき、GWのラストは家族で過ごしたいと思います。

また来週、水曜日からお待ちしております。

 

 

 

 

ふたりの距離 · 2013年5月2日 木曜日

さぁて、そろそろ店じまいにしますか…という時間に、視線を感じて窓外を見ると、

あのノラちゃんがハコニワのテラスの椅子にちょこんと座って私をじっと見ていた!

毎日顔を出すようになっていたけれど、こんなに私に興味を持っている様子を見たのは

はじめて…。

着実にふたりの距離は近づいている…とみた。

 

 

 

入荷のお知らせ · 2013年5月2日 木曜日

明日から、後半GWはじまります。

休みの合間で、看板を出し忘れたり、おつりを間違えたりと、休みボケしていた私ですが、

そろそろ気を引き締めてまいりますよ。

ハコニワに入荷してきているものをビシバシお知らせします。

といっても、実はなかなか撮影が追いついておりません。

とりあえず、少しずつ…

 

お月様のような大きな8寸皿(鉢)、鈴木宏美さんの器。

クリーム色がかった粉引にところどころ焦げたようなグラデーションがあって

毎度雰囲気のある器です。

今回のものは6から7センチ程深さがあるので、煮物や汁がたっぷりのお料理に

とってもよいと思います。

たくさん集まるお食事の時などの大皿料理にも重宝しますし、テーブルの上に果物を入れて

置いておくだけでもサマになるおすすめの器です。

(鈴木宏美 8寸皿 φ24  h6.5  3570円)

 

こちらは、手びねりの素朴な風合いがなんとも愛おしくなる

小野悦子さんのお鉢。高台がきゅっとしぼってあるところが重くなりすぎず

キュートな印象です。

旬の竹の子の煮物が似合いそう。

小どんぶりとしても使えそうな大きさです。

鉄火丼、いくら丼、ウニ丼…ヨダレが出てきました。

(小野悦子 鉢 φ15.5 h7.5  3780円 )

 

monomうだまさしさんの三角帽子の入れ物が3種類入荷しました。

残念ながらそろそろ、こちらの作品は制作終了だそうです。

迷われていた方、ラストチャンスかも。ご検討下さいませ。

(monomうだまさし 木の蓋のポット φ6.5 h 12~13センチ 3675円)

 

在庫切れしておりました、中野明彦さんの小鳥の置物(ときどき箸置き)も

入荷しています。ハコニワで根強い人気ものです。

(中野明彦 小鳥の置物 735円 )

 

今日はチラホラ母の日のお買い物のお客様がおみえになりました。 

皆さん、決断がはやい!

私はどうしよう…?

 

 

赤い花とミニ盆栽 · 2013年5月1日 水曜日

 

赤い花はあまり好きではないけれど、こんな赤い花なら大好きです。

庭の片隅に咲きました。

母の友人が分けてくれた球根からか?あるいは、前の住人の方が残していった物か?

定かではありません。そして、花の名前も知りません。

どなたかご存じの方がいたら、教えて下さい。

すごく好きなので、庭にもっと増やしたいのです。

 

(モミジの苔盆栽 1200円)

苔屋さんの盆栽も、すっかり葉を広げてかわいらしくなりました。

ぜひ、皆さんの暮らしの中に取り入れてみて下さい。

「欲しいけれど、世話ができないので…」というお声を聞きますが、

お水を毎日欠かさないことと、2週間に一度程度、ハイポネックスを与えること、

お家の中の日当たりのよいところにいたり、外の風に吹かれたり、雨に打たれたり。

そんな変化のある毎日にしてあげれば、きっと元気でいてくれます。

毎日ゴハンを食べて、たまにご馳走を食べて、あたたかいところでぬくぬくしたり

外に出掛けて冷たい風に当たったりしている人間といっしょです。

いっしょにいると、和みますよ。