Archive for 7月, 2013

月と庭 · 2013年7月30日 火曜日

「月と庭」

ハコニワで布小物を作って下さっている「つきのわ」と

ハコニワのコラボレーション、それが「月と庭」。

 

「こんなの作りたい。こんなの使いたい。」

ある日の楽しい思いつきから始まって、

ふたりで侃々諤々ブラッシュアップ。

とたんに「つきのわ」の手がクルクル動き出しました。

「月と庭」の第一弾は麻のバッグ。

色遣いの楽しさと、肩の凝らない持ちやすさが自慢です。

表は風合いのある麻混のざっくりとした生地、裏はシャーベットカラーの

天日干しリネンで軽やかに…

お洋服に合わせて、裏表リバーシブルも楽しめます。

「ちょっとそこまで」というときに、ついつい手に取ってしまうバッグに

きっとなるはず。

お色は3パターン。お気に入りを見つけて下さいね。

 

今週のハコニワは、3(土)は都合によりお休みさせていただき、

水曜から金曜までの3日間の営業です。

ぜひぜひお手にとってご覧下さいませ。

 

ネイビー×イエロー 裏・メロンシャーベット

ブラウン×ブルー  裏・レモンシャーベット

カーキ×イエロー  裏・いちごシャーベット

各7140円

 

 

 

 

 

 

祭りだ♪祭りだ♪ · 2013年7月28日 日曜日

本日、牛久かっぱ祭り。

ハコニワ店主、実はお祭りあんまり好きではない。

小さい頃、親に連れられて出掛けたお祭りで、

日頃接することがなかった体に絵が描かれたおじさま達が

ケンカをしているのに遭遇して以来、

祭り=裏社会を垣間見てしまう場所、という変なトラウマになって

ほとんど祭りには出向かなくなっておりました。

子供心ってガラスのような感受性をもっていて

1度ヒビが入った心は、なかなか修復がきかないものなのであります。

兄もなぜか行かなかった。なぜだろう?今度聞いてみよう。

父は家で読書をしていた方がよい、というタイプでしたのでしかり。

そんな風変わりな家族をよそに、能天気なハコニワ母だけはひとりで自転車に乗って

祭りに繰り出しておりました…

 

あー、しかししかし、今年はそんなことも言ってもいられない。

そんな傷つきやすい子供も、今となっては子供会の役員として、

かっぱ踊りに出なくてはならないのであります。

 

かっぱ踊りのかけ声「やっぺやっぺやっぺ」と叫びながら踊れば

40年来の心の傷から解き放たれるのかな?

少し重い気持ちを引きずりながら行ってきまーす。

ハッピの上ではしゃぐ麦を冷めた目で見ている麻お姉様

 

 

 

 

 

店主の複雑 · 2013年7月25日 木曜日

ハコニワの品揃えは、私が大好きなものばかり。当たり前ですが…。

だからお客様に何かしらお買い上げいただく時は、

「お買い上げいただき、誠にありがとうございます」

という心からありがたい気持ちと、

「え?いっちゃうの?私の手を離れていってしまうの…」と

欲張りなだだっ子のような私が、くんずほぐれつしてしまう葛藤の瞬間。

 

三十路になって嫁に行くことになった私を、

肩の荷が下りたと、それはそれはものすごく喜んでいた両親が、

いざ見送る時になってみれば、涙、涙。

そんな気持ちに似ています。

 

前置きが長くなりましたが、上質なベルギーリネンのお洋服が少しだけ入荷しています。

どれもこれも全部私が着たい。

この気持ちを抑えるために、とりあえず入荷してすぐにブログアップ。

 

シンプルな形だからこそ着る人の体に添うと、

その人らしさが出て個性的になる。

同じ服でも、その人なりの一枚になる。

リネンならではの上品な発色と、ここちよい肌触り。

説明しているそばから欲しくなるので、この辺で…

 

 

 

麻、麦の冒険 · 2013年7月23日 火曜日

「麻です。最近顔が怖くなったねって言う人もいるけど、

 ママ曰く『眼光の鋭さはお利口さんの印だよ』だそうです」

 

「このドアの向こうはどんな世界なんだろ?クンクン…

 無邪気な乙女、麦ちゃんです」

 

久々に麻と麦の近況を少し。

どうやら、彼女たちの過ごしている所の扉ひとつ隔てている所に、

なにやら楽しい場所(ハコニワ)があることを知ってしまった麻と麦。

私が店番をしていると、扉をカリカリする音やら、ドスンっと体当たりする音まで

聞こえて来て、「そっち行きたい!」アピールが激しくなってきました。

お客様がいらっしゃらないときは、ついついその熱意にほだされ

扉を開けてしまう私。

 

すると、ものすごい勢いで飛び出してきて、ハコニワ探検隊のはじまりです。

最初は器を割られたりしたら大変とヒヤヒヤしていましたが、

意外や意外、商品に対しては思ったような悪さもせず、クンクン

匂いを嗅いだり、什器の隙間に入り込んでみたりするだけ。

しばらくすると、「楽しかったよ。バイバイ」ってな感じで、いつもの場所へ帰っていきます。

 

悪さが始まるのはこれからなのかな?

それとも、穏やかな看板猫ちゃんとしていずれデビューする日が来るのか?

 

さてハコニワ、今週も水木金土、openです。

明日は涼しい1日になりそうです。

ぜひ遊びにいらしてくださいませ、ね。

 

 

 

 

 

 

小さいところに… · 2013年7月20日 土曜日

心地よい風が吹き抜けています。静かな土曜日。

あんなに猛暑にウンザリしていたのに、ここ数日はしのぎやすい日。

 

長屋彩子さんの小さい花器いくつかご紹介します。

花瓶ブローチに新しい仲間が入荷しました。

「スミレ」という名前。

どちらかというと水色や青磁を感じる色です。

麻のシャツの胸元に涼しげな葉っぱを入れてブローチにしてみたら、

かわいかった…

高さ3センチほどの花瓶バッチ、後ろにピンが付いています。

長屋彩子 花瓶ブローチ 945円

 

長屋彩子 平小鉢・花留付 φ10.5センチ 840円

小さな花留めと小さな小鉢の組み合わせで、素敵な花器になるのです。

水をたたえて涼しげに。

 

小さいところに神は宿る。

そんな言葉があったような…

そんな言葉がストンと腑に落ちるような気がした日。

 

 

 

 

 

 

夏休みとカゴ · 2013年7月19日 金曜日

今日はセミの声が聞こえています。

さぁ、いよいよ明日から子供達の夏休み、はじまりはじまり。

「しばらく自由な時間がなくなるので、その前に来ました!」

というお母さん達がここ数日ご来店下さっております。

大抵のお母さんは、夏休み=苦痛、という渋いお顔。

もちろん、私もその中のひとり。というか、ぶっちぎり渋い顔。

 

ある時、「夏休み、大変だよね」と当たり前に口に出した私に、

意外な答えを返してきた友人がいます。

「私、子供と過ごす夏休み、好きなの。

学校がある時は、早くしなさいばかり言っているけど、

夏休みは時間をうるさく言わないで、ゆとりを持って子供と向き合えるでしょ」

 

子供の長い休みが始まるときに、いつもこの殊勝な友人のことを頭に浮かべて、

自らを戒めております。(少しだけですけど)

 

モロッコかご、ブルキナのかご、追加でいろいろ入荷しています。

夏休みのお出かけやら、リビングのお片付けやらに

ぜひどうぞ。

 

 

 

 

 

バターケースとジャムスプーン · 2013年7月17日 水曜日

夫の6月のボーナスで遅ればせながらゴパンを買いました。

「あ、明日の朝のパン買い忘れてる!」というような時でも、ゴパンがあれば…

と思いまして。

はじめてマニュアルを読んだのが長男だったというだけなのですが、

なぜかずっと長男がゴパンを焼いてくれてます。シメシメ。

息子が焼いてくれたゴパンに、バターとジャムをたっぷり付けていただくというのが

私の最近の朝食なのさ。

 

そんなこともあり、ハコニワでお取り扱いしている素敵なバターケースと

ジャムスプーンを紹介したいと思います。

木工作家・高塚和則さんのミズナラをくり抜いて作ったバターケース。

遠方の方からもお問い合わせをいただくお品です。

木目の美しさ、潔いシンプルな形にぐっときます。

この角の美しさ、ほれぼれ。

バターナイフがついていて、200グラムのバターがすっぽり収まるサイズ。

木のバターケースに入っているバターは、冷蔵庫の中でも

カチコチにならないのも魅力ですよ。

 

 

お次はオススメ、木工作家・中矢嘉貴さんのジャムスプーン。

ジャムスプーンって絶対必要な物ではないけれど、このぬくもりある姿形に

どうしても欲しくなりました。

そして実際使ってみて、

瓶の底に少しだけ残ったジャムをすくい出した時に、あっ!と驚いた。

先の形の平らな理由は、瓶の最後のジャムを取り出しやすくするための形だったのね。

チェリー、ウォールナット、ケヤキが選べます。

そして柄が長いので、私はマドラーとして使うこともしばしば。

 

朝食のテーブルに木の道具。ふたりの木工作家さんの心意気が感じられる

オススメの逸品です。

贈りものにも喜ばれそうです。

 

高塚和則 ミズナラバターケース 6840円

中矢嘉貴 ジャムスプーン    1470円

 

 

 

 

 

 

 

 

 

焦げ茶皿 · 2013年7月16日 火曜日

昨夜から暑さがやわらぎ、久しぶりにエアコンを止めて自然の風が

室内をそよいでいます。

 

笠間の長屋彩子さんの器がいろいろ入荷しました。

まず今日は、日々きっと出番が多くなりそうなサイズの取り皿のご紹介。

鉄が錆びたような風情の、渋い焦げ茶。

薄手でシャープな印象のかっこよいお皿です。

「使ううちに、しっとりとつやが出てくるのですよ」と

長屋さんが教えてくれました。

育てていくのも楽しみ♪

シンプルに食べ物を際立たせてくれる器です。

お値段もかなりお手頃なので、家族分揃えたいという方にもぜひどうぞ。

スタッキングできて場所を取らないというところもいいのです。

 

長屋彩子 焦茶取り皿 φ17センチ 1260円

 

 

 

 

tocotoco · 2013年7月14日 日曜日

トコトコトコとかわいいアンヨでママの手に繋がれて、

あるいはママの背中にオンブされてる小さなお客様が

ハコニワに結構来てくれるのです。

ママ達の多くは、「すみません、小さい子がいても大丈夫ですか?」

と遠慮がちに聞いてきますが、どうぞどうぞ、です。

 

私だって幼い子を抱えていたころは、子供の手を引きながら、

遠慮がちに好きな器の店や雑貨の店を訪ねたものです。

子供はぐずり出すし、結局はゆっくりと物選びができるわけではなかったけれど、

それでも猛スピードでお気に入りを見つけ出し、

家に帰って「ああ、いい買い物をしたな」と満たされた気持ちで包みをほどき、

しばらくは心穏やかに過ごせたような…

 

ハコニワは子育て中の方も遠慮なく入ってきて、

じっくりゆっくりは無理だとしても、

しばしご自分の時間を楽しんでいただけたらと思うのです。

(手だけはつないでいてくださいね。割れ物なので、怪我も心配です)

 

さて、雑誌tocotocoの話。

ハコニワのお客様Nさんも2才の男の子のママ、とても美しくオシャレさん。

そんなNさんがtocotocoという素敵ママ満載の雑誌に掲載され、

あわせて、ハコニワをお気に入りのお店として紹介して下さいました。

木工作家・中矢嘉貴さんのコーヒーフィルターホルダーを

とりあげていただいてます。

 

それにしても、ここに出てくるママさんたちは

みんなすごくスタイリッシュ!

子供との時間を楽しみながらも、しっかり自分を磨くことも忘れていない。

それに比べて疲れてボロボロだった私は、つくづく不器用な人間なんだと思う…

 

 

 

 

7月の庭 · 2013年7月12日 金曜日

水不足と猛暑続きのせいで、庭木もかなりゲンナリした様子。

鉢植えは気を張っていないと次から次へと枯れてしまい

がっかりしてしまいます。

 

夕方、簡易スプリンクラーで散水するのが私の夏の日課。

庭用に井戸を掘ってあるので、水道代も気にせず

地面がしっとり潤うまでたっぷりたっぷり…

熱風にさらされていた樹木や草がみるみるうちに生き返っていく。

いっしょに私も瑞々しい気持ちになれるから、この時間が好きなのです。

 

お花屋さんで買うような花より、庭で何気なく咲いている花を

さりげなく生けるのが好きなので、

優しいお客様がたまにお庭の花をお土産に下さるのが、本当にありがたい。

うちの庭で暑さに負けずに咲いている黄色い花があったので

いただいたハーブに添えてみました。

 

ガラズのボウルは、サラダに花器に重宝しますよ。

前田一郎 ガラスボウル 3150円