Archive for 3月, 2012

· 2012年3月28日 水曜日

朝、まだ家族は寝ている時間。私はキッチンに立ち、ため息ひとつ。
「あー、寝放題寝て、好きな時間に起きる生活をしたい!」
お母さんという存在になってから、そんな気ままな朝を過ごすことは
許されていません。
で、エンジンがかからない時はまず、一杯の珈琲か、砂糖たっぷりミルクティー
を飲むことにしています。それすら面倒な時は白湯…。

大きなマグカップを飲み干す頃は、さっきまでのブルーな気持ちから解放されて
朝の仕事の波にうまく乗れているような気がします。

渡辺キエさんのマグカップに出会った時、朝はコレだ…と思いました。
清々しい磁器の白。
エッジがピリッと効いているところに、ベンガラ(鉄釉)のライン。
さりげないかっこよさはどこから来ているのだろうと、
その素っ気なさの中に光る何かを考えたりします。

念願かなって、渡辺キエさんの器、いろいろ入荷してます。

小さな小さな盆栽 · 2012年3月27日 火曜日

先日、まだ雪景色の山が見える那須へ買い付けに行ってきました。
どうしてもハコニワに連れてきたいものがあったのです。

夫に頼んで、ふたりでドライブ。
といっても助手席でずっとうたた寝の私でしたが…
長い道のり、夫には感謝、感謝、です。

そして連れて帰ってきたのが、小さな小さな盆栽たち。

 


苔屋というお店の荒井さんご夫婦は可愛らしい鉢を焼き、そこへ小さな命を
吹き込んでいます。

小さな鉢の中でも、季節の移ろいを愉しみ、慈しむことができる。
まさしくハコニワにはなくてはならないもの、という思いです。
どなたかの目にとまるまで、大切に大切にお世話していたいと思います。

緑釉、青銅釉の器 · 2012年3月25日 日曜日

今朝起きると久しぶりに青空。うぐいすのさえずり。梅の香り。
でも、まだまだ風が冷たすぎますね。

さて、今日も器のご紹介。益子の栗谷昌克さんの器が届きました。
 

緑釉はこっくりとしてつややか、青銅釉は渋くて深い色、黒い焼きしめとのコンビもモダンです。
安定感のある佇まいで、芯の強さが感じられる器たち。

男の人の大きな手がこのポットでお茶を淹れてくれたら… かなりムフフ。
素敵な感じだと妄想しております。

やわらかな白 · 2012年3月23日 金曜日

オープンまでいよいよ2週間ほどとなりました。
のんびりいこう、と思ってはいても
さすがに気持ちがソワソワ、ザワザワ。
子供たちも明日からは春休み。自分のペースだけでは動けなくなりそうで、
ソワソワ、ザワザワ。


そんな中、益子の作家さん、えきのり子さんから器が届きました。

えきさんの器はやわらかでぽってりとした白。
花や、葉などをモチーフにしたフォルムがなんとも癒されるのです。
さぁ、私もえきさんのティーカップでお茶をしたら、
のんびりいきたいと思います。

春色 · 2012年3月19日 月曜日

日差しは春~、けれど風は強くて冷たい。いかにも早春の陽気の今日、

春色の布ぞうりをご紹介します。

布ぞうりが注目されているのはご存じの方もいらっしゃると思いますが、

ハコニワではこんなにかわいい色づかいのもの、お取り扱いします。

miyakoさんという布ぞうりの作家さん。

布合わせが絶妙で、どれもこれも可愛らしいので、選ぶのが楽しくて困ってしまいそうです。

布ぞうりのよいところは、健康によし、洗濯機で洗えるのもよし、履いて歩いているだけで

床掃除ができてしまうのも、主婦にとってはかなりポイント高し。

ハダシで布ぞうり、の季節までは少し間があるけれど、

五本指の靴下に合わせておしゃれに履いてみるのもいいですよ。

あー、はやく暖かくならないかなー。

 

セルフコントロール · 2012年3月16日 金曜日

心がざわざわしてました。

そんな時は必ずといっていいほど器を割ってしまう…。

必ずなのです。本当に。

今日も案の定、大切な大切な物が、ささくれだった手からするっと滑り落ちた。

ガシャーン!

落ち込む→余計視野が狭くなる、の悪循環。

ということで、セルフコントロールをしなければと思い、気になっていた場所を

片っ端から掃除することに。

風呂、洗面所、物入れの中…。

少し気持ちがスッキリして、キレイになった洗面所に小さな花を飾りました。

これから換気扇を掃除したら、きっとざわざわは消えてるでしょう。多分。

サクラの木工品 · 2012年3月14日 水曜日

 

庭のスイセンがやっと花を咲かせました。やはり春の花の開花は

例年よりずいぶん遅れているようです。

さて、今日の入荷のお知らせは、高塚和則さんのサクラの木の器。

荷ほどきをして現れた木肌は、息をのむほど美しかった…。

彫り方は二通り。

細く木立のように彫ったものと、はちの巣のように丸く彫ったもの。

同じサクラでもちがう表情を見せてくれて、どちらも本当に手がこんでいます。

トースト皿、トレイ、バターケースなどが届いております。

高塚さんは栃木県塩谷町で家具や木工品を作る作家さん、

ハコニワにお迎えできてとても光栄に思います。

ガラスの器 · 2012年3月11日 日曜日

久しぶりに太陽がのぞいた今日。

ずっとやりたかった事があったのです。

それは、ガラスの撮影。

ハコニワにいちばん最初に納品いただいた大切なガラスの器です。

でも、ガラスの撮影って本当に難しい…。

何時間ねばっても、私の拙い写真ではなかなか実物のよさを

表現できません。

茨城県常陸太田市にある、鵜沢文明さんと塩谷直美さんご夫婦のガラス工房。

去年の秋、色とりどりに染まった山道をドライブして工房に伺いました。

リビングの窓から見える里山の紅葉。じんわり温かい薪ストーブ。

その中に並べられたガラスたちは

おふたりのお人柄が、そのまま投影されているようでした。

実物の器を見ていただければ、この感じ、きっと分かって頂けると思います。

木工品 · 2012年3月8日 木曜日

三寒四温ということでしょうか。今日はまたまた寒い…。

私はここ数日、オープンのお知らせをした友人、親類から

応援のメールやハガキをいただき、心はポッと暖まっております。

「みんな、ありがとうね。」

 

そして、もうひとつ心がポッとあたたまるもの。

ハコニワでお取り扱いする木工作家さんのおひとり、

中矢嘉貴さんのお品が届きました。

富士山の近くの工房で家具や小物を製作している方です。

中矢さんの木工品を手に取ると、「心をこめる」ということはこういうことなんだと

思わずにはいられません。

丁寧で緻密で温かくて清らか…

こちらの背中までスッと伸びる気がします。

ぜひ、ハコニワで直に手の上にのせて、この温もりを感じて頂ければと思います。

  

中矢さん、3月24日~4月1日まで東京のGallery FIRST LIGHTさんで個展をされるそうです。

お近くの方はぜひご覧になって下さい。

モノトーンのうつわ · 2012年3月6日 火曜日

雨の日は気持ちが晴れず、空が少し明るくなると、たちまち元気がわいてくる…。

私はお天気にかなり左右される人。

朝まで降っていた雨がやんで、午後には晴れるらしい。ホッとします。

庭に出たら、近くの林からウグイスの鳴き声が!

どこからか花の香りまで漂ってきてるではありませんか。

昨秋に庭に植えたクロッカスも顔を出しました。春!春が来ているらしい!

さて、さて、笠間の向山窯から、モノトーンの器が届いてます。

モノトーンといっても、それぞれ釉薬の微妙なグラデーションが出ていて

とてもきれい。

どんな料理でも受け止めて、よりいっそう美味しく見せてくれる黒いうつわは

食卓の定番になると思います。

私はまず、大好きな菜の花の辛子和えでものせてみたい気がしてます。