春のコサージュ

2017年4月1日 土曜日

(こにしまり 春のコサージュ シロタエギク・ビオラ・ライラック)

今週は水曜から土曜まで営業したハコニワですが、

来週からまた少しお休みをいただきます。

4月13日(木)よりまた再開しますので、

どうぞよろしくお願いいたします。

ベーグルは13日(木)に届きますよ。

 

その間に高校の入学式、大学の入学式。

いよいよ息子達も新しい世界に踏み出します。

私も、こにしまりさんの春のコサージュを胸につけて

晴れやかな気持ちで見届けたいなと思います。

 

上の息子は入学式よりも前に早くも大学が始まって、

刺激的な毎日のようで。

電話から聞こえる声がうちにいるころより少しハイテンション、

そして少し早口。

あのもっさりもっさり話す息子はどこいった?

「何を食べてるのか?」「部屋は片付いたの?」

「自転車を盗まれないように!」とか

「友達できた?」とか、もう聞きたいこと言いたいことは山ほどなのに、

2日に一度ぐらい、ラインに「いかがお過ごしですか?」と

遠慮がちなメッセージを送る、この切なさよ。

 

ふと思い出したこと。

私の小学5年生の時の女の担任は、生徒にやけに自習時間を設ける先生で、

それはそれで生徒たちにとっては少し嬉しい時間でもあるのだけれど。

先生はせっせとプリントを配った後、

やおら教室の端っこの方で段ボールを組み立てて、

なにやらごそごそ荷造りタイム。

男子はこっそりボール投げたり、女子は手紙を回したり。

先生そんなことは目に入るわけもなく、一心不乱に荷造り作業。

そんな中、私はひとり小賢しく、先生の怪しい行動に、

探偵魂をメラメラさせて突きとめた。

それは先生が留学先の娘さんへと缶詰やら衣類やらをいそいそと

詰め込んでいるという事実!

「い~けないんだ、いけないんだ♪ お母さんに言っちゃおう」

然して、帰宅して母にそのことを言いつけた私。

母ももちろん

「へ~、それは困った先生だわね。

そんなこと家に帰ってからやるべきだわ」

と鼻の穴を膨らませて怒り心頭のように見えたが、

かといって学校に連絡するわけでもなかった。

そんなおっとりした時代であった。

自習時間の先生の荷造り作業は、その後もなんどか続けられ、

挙句の果てに足りないものを先生のお気に入りの生徒に

買い物に行かせるという暴挙までもが!

私は「あ~あ、なんというオバチャンじゃ?」と

冷たい視線を投げながらも、

こっそり机の下で漫画を読むという楽しみに負け、

ピュアな正義感も批判魂も徐々に薄れて、消えていった、、、

その時もその後も軽蔑しかなかったあのオバチャン先生の、

尋常でないとち狂った母性を

今の私は笑えないな、って思います。ハハハ。

サクラの香りの紅茶をいただいたので、店番中に一服。

今日もまたまた寒くて

うちの近くのサクラはまだまだ蕾を硬く閉じています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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