憎みながら愛す
2012年5月31日 木曜日
最近、お店番の合間に、「柳宗民の雑草ノオト」を読んでいます。
雑草とひとくくりにされている植物もひとつひとつに名前があり
うんちくを読んでいると、けっこう楽しいものなのです。
そう言いながらも、庭に出ては、日々成長はなはだしい憎き雑草にウンザリして
仕方なく草むしり。
「この雑草め!」と心の中で罵倒しながらね。
そしてある時は、そんなとげとげしい手を止めて、
「あら、なんて可愛らしい花なんでしょ」と小さな花瓶に生けてみて
幸せかみしめる。
矛盾にみちた雑草への思い。
しかし、なんだかこの感覚、子育てと似ているような。
「この子にはこの子の良さがある。それを大切に見守りましょう。」
と思ったそばから、
「あんたは、まったくそういうところがダメざんす!」と怒りをぶつけ
またある時は無条件に愛おしく思える。
矛盾にみちた息子たちへの思い。
それでも私の思いなど関係なく
雑草も息子たちもニョキニョキ、グングン伸び続けるのでしょう。
そんなことを考えていたら、ハコニワ閉店の時間です。
また明日…。