籠と今週の予定
2015年6月15日 月曜日
我が家の外壁にはいたるところにカマキリの卵が産みつけられています。
カマキリの卵は見た目あまり気持ち良いものでもなく、カチカチになると
ちょっとやそっとでは取り除けない厄介者。
新築当初はそれがとても嫌で、産卵を控えた大きなおなかのカマキリが
壁に張り付いているのを見かけるたびに、裏のブロック塀の方へ誘導したりして
何が何でも阻止していたけれど、
いつの間にかそんな気持ちも根負けして、今ではカマキリ母さんの思うがまま。
気づくと白い壁のあちらこちらに奇妙な塊のような卵。
そして、この梅雨の時期になるとその塊の中から、糸のように細くて
近視の人だったらきっと見過ごしてしまうような小さなカマキリの赤ちゃんが
ニョロニョロ出てくるのを見かけるのです。
赤ちゃんというものは、どんな生き物でも本当にかわいい。
そのか細い姿に目を細め、カマキリ赤ちゃんの行く末に幸多かれと祈りながら、
できることならば、どうぞ里帰り出産はしないでねとお願いしています。
ハコニワ家の生き物歳時記 芒種編 でした。
さて、今週のハコニワ、
先週はお休みを多くいただいてしまいましたが、
今週は水曜から土曜まで、いつも通りopenします。
オテテベーグルは水曜に届き、水木の販売です。(1日で完売の時はあしからず)
先週、奥会津よりアケビの籠や、篠竹の籠などを仕入れてきました。
うちの庭では憎まれっ子として生えてくる篠竹と、
この素晴らしき手仕事の素材が同じものだとは!
いにしえの頃からの身近な自然から素材を見出し、物作りする知恵には
本当に頭が下がります。
今週もご来店、お待ちしています。