2014年12月8日 月曜日

最近気に入っているのが、この「ほうじミルクティ」。

身も心もしみじみと温まる飲み物のような気がするから

夕方帰宅した甘党の次男と一緒に、

砂糖かなり多めのほうじミルクティを飲んで、ほっと一息ついた。

 

日月火はハコニワ定休日。

けっこう余裕ある暮らしのように思われるけれど、いえいえまったく

そんなことはなく、だいたいのんびりできたためしがない。

家事は山ほどあるし、店の裏方の仕事も山ほどある。

たまっている家事と仕入れなど片付けるうちに3日間なんてまるで3時間。

あっという間にまた水曜日。

 

今日も家中の掃除と、家族分のシーツを洗ったりしていたらもうお昼。

慌てて懸案だった額の装丁を頼みに出掛けてきた。

それは私が二十歳の時に両親から贈られた、羊が何匹か織り込まれている

手織りの布の額。

ある織物作家さんの個展で買い求めたらしい。

 

私は年を追うごとにそれが本当に気に入って、ずっと部屋のどこかに飾っていた。

あれからウン十年。額もだいぶ古びてきてみすぼらしいので、

迫り来る未年を迎えるまでには、なんとしても新しくしようと思っていた。

だって年女なんだもん。

 

大抵のお家は二十歳を迎えた娘はパールのネックレスとか

ダイヤのピアスとかがプレゼントされるのだと思うので

当時のバブリーな女子大生の私にとっては、羊の織物に

一抹の疑問があったような気もするけれど

今となっては、うちの両親らしい、よい贈り物をしてくれたなと思う。

 

そして出来上がったのがこちら。

装丁の受付の女の子が、やけに奇抜な額装をしきりに勧めてきて

正直ちょっと困ったけれど、

ここは限りなくシンプルにと負けずに主張した。

彼女は「え?そうきますか?ま、お好みですけどね…」

と最後はやけくそにつぶやいた。

それでも彼女の言うことを聞かなくて本当によかった。

負けていたらウグイス色の額になっちゃうところだったのだから。

 

 

 

 

Comments are closed.