神無月
2013年10月2日 水曜日
静かに静かに雨が降る日。
庭に出て、秋を感じるもの探し。
それらを店の隅にしつらえる。
水引草、まだ青い柿の実、少し色づきはじめた葉っぱ。
金木犀の香りがほのかに漂ってきて、湿った土の匂いと混じり合えば
懐かしい記憶が蘇ってきます。
昔通った小学校の校庭にあった金木犀。
飼育係でウサギの世話をしたこと。
黒いウサギが生まれて、「小さなかわいい黒うさぎ」という詩を書いて
朝礼で音読したこと。
大好きな学校だったのに、父の転勤で転校しなければならなくなったこと。
新しい学校でちょっといじめられたこと。
神様に祈ることはただ1つ。
「どうかあの意地悪な子が学校を休みますように」
神様は間もなく、意地悪な子がなぜか急に優しくなるという
不思議なビッグプレゼントをくれましたけど。
めぐりめぐって、今日のハコニワ。
商売の神様はお留守のようです。なんたって神無月ですからね。
招き猫も今日はドロローン、眠ってばかり。