私の8月

2017年8月18日 金曜日

ああ、とうとう8月も後半。

ハコニワを夏休みにしてすぐに、猫の世話を次男に頼み、

夫と二人でキャンプに行くはずが、台風にぶつかり断念。

その日、叔母のつれあいが危篤となった。

叔母夫婦は子供がいないので、ここ数年、叔母が叔父の介護を

ひとりで頑張ってきてたから、

せめて最後を、私もできるだけ叔母に寄り添えたらと思った。

そうしなければいられないと、頑張っている叔母を見て思った。

叔父が逝って2週間、

そしてまた義父が逝って2回目のお盆を無事済ませた。

数日おきに顔を見に行く私の父と母もまた、

なんとか二人で頑張っているけれど、いつなんどき、

その暮らしにつまづきがあっても不思議ではないと思う。

 

長い長い長雨のせいもあってか、

人の死とか、いかに看取るかとか、

それぞれの夫婦のかたちとか、人生の終い方とかを考えずには

いられなかった。

私には荷が重い、できることならもっと先延ばしにしておきたいような

いろいろな事柄に目をつぶることができず、

ずっとずっとぐるぐると考え続けていた8月。

 

それから、東京で一人暮らしをしている長男のアパートを

夫と私と次男で訪ねた。

こざっぱりと整えられた部屋と、ベランダにずらりと並んだ洗濯物。

私たちを歓待すべく、キーンと冷やされていた麦茶と曇りのないグラス。

はじめてのテストを終えて満喫している夏休みがそこここに感じられた。

読んでる本、観た映画、サークル合宿の話。

ちょっと派手目の帽子、背伸びしてつくったという眼鏡。

それらの一つ一つが微笑ましかった。

親元を離れ、自分の殻を破ったり、破れないことも受け入れて、

自分とはなにものぞ?と問いながら、

少しずつ大人になりつつある18歳。

帰省も一泊するだけでそそくさと東京へ帰っていった背中を見て、

そろそろ心配ばかりする母親を終わりにできると思った8月。

 

人生の中間管理職のような立場だな、と近頃の自分を思う。

青春のきらめきはまだまだ胸の中にあたためていて、

同時に自分の死にも思いを馳せている。

上からは頼りにされ、下からはうざがられ(笑)。

ストレスは飲んで忘れて、次の朝からはまた頑張ろうっていう感じ。

 

そんなこんなで、すっかりハコニワからは離れてしまっていたけれど、

そろそろエンジンをかけなくては!と思っています。

実店舗は23日(水)より営業させていただきます。

オンラインショップも後手後手になりながらも、

少しずつ少しずつアップしている最中です。

皆さま、また休み明けから、何卒よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

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