次男坊
2016年7月2日 土曜日
昨日はハコニワをお休みにして、次男の部活の県南大会(個人戦)の
応援へ行った。
市内の大会ではいい成績を修めていたので、これはいい結果が出るのではと
楽しみにして。
ところがそうそう容易く結果は出ないもの。スポーツとは残酷だ。
不本意な結果になってしまったことよりも、
なにより私を驚かせたのは、今まで見たことのない息子の姿。
自分の不甲斐なさに怒りをみなぎらせた表情。雄たけびを上げる両手。
部活の後輩の子たちの声を枯らせるほどの応援を受ける背中。
その背中が、いつこんなに大きくなっていたんだろう?
中学最後の年だし、息子は気持ちがかなり入っていたと思う。
それを思うと母は自分のこと以上に胸が締め付けられ、
応援の帰りの車の中で、涙が止まらんかった。
帰宅する息子はさぞかし落胆して帰ってくるだろうと、
いつもなら「控えなさいよ~」と言っているコカ・コーラの刺激のすごい方を
コンビニに寄って購入。かき氷のシロクマも頑張ったご褒美に。
どんな言葉を掛けようかな、気もそぞろに夕飯の支度をしてるところに
息子帰宅。
ところが、予想外にも吹っ切れていて
「今日は僕にとっては本番じゃないんだよ。県大会が本番さ。」
と精一杯の強がりを言い放って、コーラを一気飲み。
シロクマを3口ほどでたいらげた。
そして、夜はまたクラブチームの練習へと出かけて行った。
ほーほー落胆を取り繕うことまで学んだんじゃの~。
母親にとって下の子はいつまでたっても小さい子で、
「この人大丈夫かな~」と訳もなく不安を抱いてしまうもの。
でもいつの間にか、子供が大人に、母は子供になっていく。
食いしん坊すぎる息子に「サクランボはひとり〇個までだよ」と
釘を刺していたけれど、「今日だけは好きなだけお食べ~」と思えた日。