いつもの日曜日

2016年1月17日 日曜日

1月10日土曜の朝、義父が亡くなり、先週はハコニワを1週間お休みしました。

お客様にはご迷惑をおかけしてしまいました。

義父を見送り、今日はやっといつもの日曜日が私に戻ってきました。

 

昨年の夏ごろから、それまでアクティブに老後を楽しんでいた義父が体調を崩し、

それからは崖を転がるように状態が悪化していきました。

その間、長男の嫁として、できることをできるだけ誠心誠意やってきたと思います。

亡くなる朝、私は病院に出向き、ガサガサに乾ききった父の口の周りを

きれいに整えました。

義父は「きれいにしてくれてありがとう、じゃ、これで逝くよ」とでも

いうかのように、その直後、いつも義父を支えてくれた人たちに囲まれて旅立ちました。

数か月の介護の間に、私は義父の心の奥深くにある思いに触れるような出来事が

何度もあったので、

夫として父として、一家の大黒柱として、この幕引きこそが義父にとっての

選択だったと理解しています。

 

義父のこの人生の幕引きのそばで、私は考えさせられること、学ぶことばかりでした。

私にとっても、生を受けてから今までが往路だとすると、

ここからいよいよ復路がはじまったのだと思えるようなポイントを

通過したのではないかと思っています。

往路で見えた景色は復路ではまた別の違った見え方がしてくるに違いない。

ステップアップした視線で一歩一歩、歩みを進めたいと思います。

 

そんな気持ちを胸に、いつもの日曜日。

家族で温かな食事を囲み、遅れに遅れてしまったハコニワの2016年の初営業に

向けて店を整えています。

福袋、なんとも場違いな感じではありますが、10セットほど準備しました。

3000円、4000円、5000円、6000円の福袋。

中身が見えて、倍の金額のお品が入っています。

今週の水曜からハコニワ営業いたしますので、ぜひお立ち寄りくださいますよう

お待ちしています。

 

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