玄鳥去る
2015年9月22日 火曜日
シルバーウィーク、お天気にめぐまれた清々しい日が続いています。
昨日は運動不足を少しでも解消しようと、夫と長い距離を歩きました。
うちから10分ほど足を延ばすと、のどかな田園風景が広がります。
稲刈りを済ませた田んぼと、黄金色に輝いてこうべを深々と下げている稲がまだ残る田んぼ。
その中に稲荷川という牛久沼に流れこむ小さな川が流れています。
川にはブラックバス釣りのボートが浮かんでいたり、
いたわりあって歩く老夫婦、暇つぶしにひとり釣竿を傾けるおじいさん。
生き物好きの夫は普段はひどい近視ですが、
こういう時ばかりは、鯉だの亀だのをすぐに見つけるから不思議です。
「え?どこどこ?」と私が騒ぐうちに、甲羅干しをしていた亀が水の中にドボン。
そして昨日はやけに頭の上を元気に飛び回るツバメがたくさん。
ツバメは春先に、民家の軒先で巣を作り子育てするのをよく見かけましたが、
いつの間にか巣立ってからは、しばらくその姿は見ていませんでした。
家に帰ってきて、たまたま二十四節気・七十二候の本をめくると、
まさしく今の時期が「玄鳥去る(ツバメ去る)」の頃ではありませんか。
渡り鳥のツバメは、今まさに南に渡るころなのだそうです。
田んぼをねぐらにしていた虫が、稲刈りによって追い出されて、
ちょうど旅立ちの前のツバメのご馳走になったのかもしれません。
私が見たのは、南に飛び立たんとしていたツバメだったのかな。
さて、明日は秋分の日。
ハコニワは今週も明日から土曜まで営業します。
オテテベーグルも水曜木曜の販売です。
お散歩がてら、ぜひお立ち寄りください。
稲荷川の川沿いを歩いて、牛久沼までのお散歩コースもおススメです。