小満
2014年5月20日 火曜日
今は二十四節気の「小満」。
「小満」とは草木が生い茂って天地に満ち始め輝き始めること。
農民にとっては秋に播いた麦に穂がつくこの季節は、ホッと胸をなで下ろし、
ちょっと満足する頃、だから「小満」なのだそうです。
うちの庭の草木も今や生き生きと繁り、エネルギーが満ちていくのが
わかります。
そんな様を見ながらお茶したり、お酒をのんだりしたいなーと思い、
模様替えついでに窓辺にベンチを置いてみました。
近頃「二十四節気七十二候」にとても惹かれています。
昔の人のつくった季節を表す言葉のなんと美しいこと。
「啓蟄」、「穀雨」、「白露」などはかなり好みです。
「桃始めて笑う」(桃の蕾がほころぶ頃)や
「鷹乃学習う」(鷹わざを習う、鷹の雛が飛び方を覚える頃)なんて、
自然に対する慈しみが溢れている優しくて美しい言葉だなーと感心してしまう。
「小満」についても、
少しでも満足するとか、小さいことでも満ち足りるとか、
現代風に意味を付けてみると、私も心に留めておきたい深い言葉。
さて、今週もハコニワ、水曜から土曜の営業です。
いろいろもの思いに耽りながら、お待ちしています。