長い長い一日
2013年6月9日 日曜日
人生、何が起こるかわからないと思う。
昨日と今日とでは、まるで違ってしまった…
土曜日、息子の小学校の運動会を終え、のんきに昼寝をしていた私に
うちの崖の下の方で、「捨て猫がカラスにやられている…」という話を聞きつけた夫が
「かわいそうだから様子を見てくる」とひとこと告げ、息子を連れて出掛けていきました。
それからはお察しの通り。
ひたすらミーミー泣く、目やにで半分しか目が開かない小さな小さな2匹の子猫を
見過ごすことはできず、私たちは連れてきてしまったのです。
これからどうしたら良いのだろうと途方に暮れてもいたし、
できることなら捨て猫の話を聞きたくなかったというのが本心だったけれど、
このあまりにも不憫な2匹を救わないという選択だけはあり得なかったので、
まず獣医さんの所へ連れて行きました。
そこでわかったことは、200グラムと260グラムの生後一ヶ月程の女の子だということ。
怪我の処置や注射や、目薬や、ミルクの与え方など一通りを教えて頂き
「今日は小さい命を助けて下さったので、診察料はいりません」と心温まる言葉をいただいて
2匹をつれて帰ってきました。
3、4時間おきにシリンジでミルクを与えてから丸一日。
ミルクを飲むことも難しかった小さい子の方も上手に飲むことができるようになりました。
お腹いっぱいになった2匹は、一通り家の中を探検したり、家族の後をトコトコ追いかけたり
子猫らしい狂おしいほどのかわいらしさを見せてくれています。
里親探しをするかどうかは、今はっきりと言えません。
愛情がわきすぎて、早くも手放したくない気持ちが芽生えはじめているのです。
少し冷静になったら、これからのこと、考えるつもりです。
長い長ーい1日でした。
小学校最後の運動会だった息子の姿もかすむほどの、インパクトのある出来事…