冬はつとめて
2012年12月27日 木曜日
「春はあけぼの…、夏は夜…、秋は夕暮れ…、冬はつとめて…」
枕草子では、冬の早朝が良いとして、凍える朝のなんとも趣のある情景が記されていたけれど、
私も同感だなーと思います。
学生の頃は「はー?」という調子だったのに、近頃はそんな「いとをかし」を
とっても感じるようになりました。歳をとったのでしょう。
でも、歳をとるのもまんざら「わろし」でもない気がしています。
意を決して布団から出てから、お湯を沸かしたり、朝食の準備をしたり、
忙しく働く中で、目の端々に映る朝の光景って、何とも言えず美しく感じます。
今日の朝はそれに加えて、楽しみがもう一つ。
Mikiさん作の手ごねパンをいただくのです。
Mikiさんといえば、ハコニワのリース作りのワークショップにとても素敵なお菓子を
添えてくれた方。ご本人はパン作りの方が好きらしい。
「自家製酵母」というお手製の消しゴムハンコも、またいい味出してます。
クルミの香ばしさと、みっちりもちもちの食感に感動です。
噛めば噛むほどに美味しさがわいてくる、そんなクルミのパンでした。
今朝は庭に置いたジョーロに厚い氷が張るほど寒かったけど、
おかげでやはり、「冬はつとめて」と思えたのです。
ハコニワ、本日仕事納め。