おわら風の盆
2012年8月31日 金曜日
ハコニワでお取り扱いしている、富山は八尾の桂樹舎の文庫箱。
お客様からご友人への贈り物にしたいとのお話を受けました。
ちょうどご要望の大きさの物が在庫切れしていたので、
さっそく桂樹舎さんへ注文の連絡を…。
電話の向こうはなにやらバタバタとお忙しい様子。
「明日からおわら風の盆なので…」
そう、八尾と言えば「おわら風の盆」で有名なところです。
「9月1日から3日は風の盆なので、いろいろお休みさせていただくんです。」
というお返事。
それなのに、無理を受け入れて下さり、少し送っていただけることになりました。
なんと間が悪い注文をしてしまったものか…
先方の都合も考えずに申し訳ないことをしてしまったな、と反省です。
八尾の方にとっては、風の盆は何よりも大切な行事、
今頃は祭りの準備で大わらわでしょう。
二百十日の風の厄日に風神鎮魂と豊作祈願をする「風の盆」は
元禄の頃から伝え守られてきた祭りとか…
格子戸のある店や土蔵造りの民家が建ち並ぶ風情のある町並みが
祭り一色になるのを想像してみます。
手漉きした和紙を型染めして、丁寧に丁寧に仕上げられた桂樹舎の文庫箱。
作り出されたモノの背景にあるその土地の郷土や文化、
作り手のことにまで想いをはせると、
もっともっとそのモノの価値を理解できるし、愛着がわいてくる気がします。
そして、そういうことが感じられるモノが私は好きで、
ハコニワでも紹介していきたいな、と思います。
(桂樹舎 文庫箱・小 3150円 )