Archive for 5月, 2014

花を生ける火曜 · 2014年5月6日 火曜日

GWも今日でおしまい。

いつもながら、ホッとします。

今年も高速道路の渋滞にはまりイライラしながら、

「なぜこんな時に出掛けてしまったんだろう?」って後悔しました。

でも来年も同じことしてしまうんだろうな…。

 

さぁ、ハコニワも明日から営業です。

火曜日はいつも明日からのために新しい気持ちで花を生けます。

ほとんど庭の片隅に咲いている花や、お客様のお庭から分けていただいた花や

道ばたからちょいと失敬する花。

そんな花が器との組み合わせで、よりいっそう可憐さが引き出されるのを見るのが

好きです。

ちょうど、長屋彩子さんの小さな一輪挿しやら、

岩田智子さんの「くさのうつわ」など、

小さな花を生ける花入れがたくさん入荷しています。

ぜひ皆さんも、毎日の暮らしに一輪の花を。

お気に入りの花器を見つけにいらして下さい。

そうそう、母の日のプレゼントにもいかがでしょう?

 

 

 

 

5時過ぎ · 2014年5月3日 土曜日

5時に店を閉めてから、草取りの時間。

息子達も随分と帰りが遅くなったので、夕食の準備までの時間に

ひと仕事できる今日この頃。

手袋をして、草刈り鎌や根こそぎ抜ける道具などを用意してみるものの、

いつの間にか素手で草を抜きはじめるのが常。

草をつかみ指先をくねっとひねるようにして根っこまで抜けたときに

直に伝わってくる感触といったらたまらない!

そのかわり、手はますますごつくなるばかり。ネイルなどという華やかなものとは

もはやおさらばでござる。

そんな中で、ドクダミだけは抜こうか残そうかいつも迷ってしまう。

母が漢方薬局でドクダミを買ってきてドクダミ化粧水を手作りしているので、

いっそのことこのドクダミを使ったらどうかしらん?と思ったり、

実はドクダミの白い花の形が私は好きで、よく店や家の中の小さな花器に

生けたりしているということもある。

先日読んだ大貫妙子『私の暮らしかた』には、

広島に原爆が投下されたときにそばに生えていたドクダミを食べて

生きのびた人がいることを知ってから、

原発反対のスタンスの彼女はドクダミを抜かないようにしていると

書いてあった。

そんなことを思いながら、私もまたドクダミは保留としてしまう。

ひとしきり土に触れると、気持ちがすーっと静かになるから不思議。

さぁ、泥だらけの手を洗ったら冷蔵庫へ直行。

つまみになりそうな物を手っ取り早くかき集める。

タラコの佃煮、フキの煮物、朝食の残りのサラダ。

そんなもので十分十分…。

ブログで紹介したばかりの古真舎・齊藤さんのパン皿7寸は

酒の肴プレートに早変わり。

白ワインを一杯だけ注ぎ、庭へもどる。

鼻先を通抜ける夕暮れ時の風は、癒やしの風。

今日も一日ご苦労さま~。

 

 

 

 

 

古真舎・齊藤の器 · 2014年5月2日 金曜日

古真舎・齊藤の器が色々入荷しました。

こちらの平たいティカップは、紅茶をいただくのはもちろんのこと、

こうして庭先に咲いた花を手折って生けてみたくなるような雰囲気も

もっています。

朝食の時は、私の大好きな春キャベツのコールスロー。

 

(古真舎・齊藤 ティカップ φ 9㎝ h 5㎝   2000 円)

(パン皿 7寸 φ 21㎝ 3800円)

パン皿7寸はこの立ち上がりの部分がなんともよい感じ。

ワンプレートごはんに使ったり、トレイとしても使いたい

大活躍しそうな器です。

(角皿 20×12㎝ 2900円)

こちらはお魚の切り身にぴったりなサイズ。ケーキ皿としても。

(正角皿 15㎝×15㎝ 2800円)

こちらは銘々皿によいサイズ。

四角のお皿もエッジがシャープで、いきとどいた美意識を感じます。

 

古真舎・齊藤さんの粉引の器は、ところどころに鉄粉が浮き出ていたり、

細かなヒビが入っていて、

そこがとっても味わい深く、器に深みと静けさをもたらせてくれています。

この器の前ではすっと背筋が伸びて、盛りつける所作がなぜか丁寧に

なったり、ゆっくりゆっくりお茶を入れたくなるのです。

ガサツな私を少しマシな女に導いてくれる魔法の器です。ウフフ。