Archive for 4月, 2013
桂樹舎小物入れ · 2013年4月16日 火曜日
ハコニワ、今週も明日からopenです。
先日すぐに在庫切れとなってしまった桂樹舎の小物入れ、
グレーと茶が入荷してます。
「スリッパ入れにします」と言う方や、「手芸の道具を入れます」と言う方などなど、
使い途いろいろの小物入れ。何と言ってもこの柄が魅力的です。
今週、来週とも子供たちの授業参観などがあり、土曜日は2週続けてお休みしますので、
水木金のみの営業です。
お待ちしてます。
(桂樹舎 小物入れ 3150円 )
悪あがき · 2013年4月16日 火曜日
朝食を作りながら見ていたTVは、90才のポーラレディの話題。
目を疑うほどかくしゃくとしていて、その上あり得ないほどキレイだった…
こんなにキレイでいられるのは、ポーラレディだけにさぞかし念入りなお手入れの
たまものなのでしょうね。
疲れた日に晩酌をすると、お化粧も落とさないままフトンに入って寝てしまう、などという
美容に関してかなり意識の低い私の老後は、想像するだけで、身の毛がよだちます。
いや、老後の心配どころではなく、今の状況だってかなりヤバイではないか…。
今日という今日は本当に心を入れ替えるぞ。
というわけで、最近の不摂生を挽回するために、今日は発酵食品しか食べない日に決定!
朝からぬか漬け、味噌汁、ヨーグルト、それに甘酒。
甘酒って本当に美味しいし、滋養に富んでいるらしいです。
そして、お昼はキャベツとアンチョビのパスタの予定。
一瞬「ワインも発酵食品だなー」などと頭をよぎったりもしますが、
それは打ち消して打ち消して。
(ぬか漬けの器 志村和晃 甘酒の器 鴨瑞久 )
苔盆栽のゆくえ · 2013年4月13日 土曜日
「ハコニワさん、那須に行ったのに、なぜ苔盆栽の話題が出ないのですか?
盆栽はどうしたのでしょう?」といくつかお問い合わせをいただきました。
待っていて下さる方がいるのがうれしいな。
苔屋さんのご主人もとっても喜んでおりました!
間違いなく苔屋さんの小さな盆栽さんたちを仕入れてきましたので、どうぞご心配なく。
ただ、那須は春浅く、小さな鉢の小さな木の葉は
まだ開いていない物が多かったのです。
その上、連れ帰って来たとたん、ここも寒さが逆戻りの気候。
一つ一つの鉢がしっかり葉を広げ青々した頃に、ご紹介しようと思っていました。
それでも、ここに来てだいぶ葉が開き、初々しい緑を見せはじめ、
昨日はいくつか見初められ、お客様のもとへ。
苔玉の緑は清々しい。ここからタンナチダケサシという可憐な白い花が
咲く予定。少し芽が出はじめています。
青柳憲儀さんのリム5寸皿にのせて。
器との組み合わせも楽しめます。
まだ恥ずかしそうにしている開いたばかりのモミジの葉。
ハゼも1つだけかわいい葉を広げました。たくさん葉が出た時を想像してみて!
来週の休み明けには見頃になるものもきっと増えると思うので、
随時お店に並べたいと思っています。
どうぞお楽しみに。
私もしばらくは、小さいイノチを見守る日々を楽しみたいと思います。
鴨さんのカップ · 2013年4月11日 木曜日
はー…なんとも魅力的なカップが入荷しました。
笠間の鴨瑞久さんの作品。
この深い色合い。なかなかお目にかかれない器です。
色もさることながら、形も絶妙。
ふくよかな丸みの持ち手に、口当たりがやさしそうな厚みのある縁。
それでいて、シャープな印象もあるから不思議。
両手で包み込むようにして、いつくしみたくなる、そんなマグカップです。
おりしも、実家の庭から手折ってきた、小さな花のついたアケビの枝。
そうだ。この色はアケビ色。
私が心惹かれるのは郷愁を感じる自然からの贈りもののような色。
持ち手のないフリーカップは、ほうじ茶や焼酎、
最近注目の甘酒なんかも美味しくいただけそうです。
今日は寒さが逆もどり。
片付けたアラジンストーブを引っ張り出し、鉄瓶シュンシュンさせながら。
ひとりのコーヒーの時間は、もちろん私の食器棚に加わったアケビ色のカップで。
(鴨瑞久マグカップ 2625円 容量200cc フリーカップ 1575円 容量180cc )
ひとりの時間 · 2013年4月9日 火曜日
子供たちの春休みも終わって、いつもの日々がやってきた!
ハコニワお休み中に、買い付けをかねてひとり那須へ。
音楽がんがん鳴らして、熱唱しまくって、車で3時間。
那須はまだ桜が咲き始めたところ。
私の好きなコブシの白い花がたくさん咲いていて、初々しい春がまだそこここに。
仕事を済ませたら、お馴染みSHOZO CAFEでひとりゆっくりお茶の時間。
この空間とコーヒーの香りは、心を落ち着かせてくれる貴重な場所。
苔屋さんに教えてもらい、openしたばかりの生活雑貨のお店にも立ち寄りました。
とても雰囲気の良いお店「WHITE NOTE」。
帰りの車の中ではぼーっとしながら、とりとめもないことをグルグル
めぐらせているうちに、ある考えがポッと浮かんで…。
今までとらわれていた固定観念から解き放たれた目からウロコ的な思い。
「私、何に縛られてたんだろう」っていう心の自由が生まれた瞬間。
やっぱりひとりになる時間って必要なのです。
さて、また明日からハコニワopenです。ご来店をお待ちしています。
一周年 · 2013年4月5日 金曜日
朝いちばんに、友人から宅配便が届き、
中から出てきたのは、美味しい紅茶と桜茶。
そして「ハコニワopen一周年おめでとう。愛されるハコニワでありますように」
というカードが添えられていました。
メールを開くと友人たちから、たくさんの「おめでとう」という言葉。
家族でさえも忘れていることを、こころに留めてくれていてくれて
感無量です。
実は今日を自分だけの一周年として、ひそかに過ごそうと思っていました。
本当なら、何かしらお客様に感謝を込めての企画というようなことを
したかったけれど、プライベートがあまりにもバタバタで、
まったく準備に手が回らなくて。
だから、今日もいつものハコニワでいつもの席でいつもの私。
華やかな花を飾るでもなく、いつものように庭の花。
でも、実はしみじみーとあれこれ振り返りながら、あふれる気持ちを胸の中にしまって
過ごしていたのです。
1年の間に、たくさんの方に訪れていただき、
何度も何度も足を運んでくださる馴染みの方もでき、
いろいろな方と心通わす時を持てたこと。
感謝の気持ちでいっぱいです。
何もない、どうってことのない普段の暮らしを、少しでも心豊かに過ごしたい。
その側にハコニワはありたいと思うから、こんないつものままのハコニワ1周年。
明日からもまた、「日々、心を込めて」openします。
青柳さんのリム皿 · 2013年4月4日 木曜日
私は近頃、リム皿についつい手が伸びてます。
リムとは縁のこと。つまり縁のあるお皿がリム皿。
この縁が無いのとあるのでは、かなり雰囲気が違って見えるのです。
ヘタな絵も額縁に入れたとたん、ヘタウマな絵に変わるようにね。
春休みの子供達のお昼ごはん、お手軽パスタだって、
2割ぐらいはグレードアップして見えちゃいます。
というわけで、青柳憲儀さんに、「ハコニワにぜひリム皿を」とお願いして、
晴れて入荷しました。
青柳さんのこのリム皿は少し高さがあるのも特徴です。
この高台もエッジが効いててかっこいい。
5寸、6寸、8寸の粉引のリム皿。重ねた横顔もかっこいい。
6寸のリム皿は黒釉もあります。
ありきたりの一品をリムという額に入れたら、絶品に変わるかも!
(青柳憲儀 粉引リム皿 8寸 4410円 6寸 2100円 5寸 1575 円)
明日の営業時間について · 2013年4月3日 水曜日
急なお知らせとなりますが、明日4日(木)は4時20分に閉店させていただきます。
ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いいたします。
今日は横殴りの雨の中、ご来店いただきました皆さま、
本当にありがとうございました。
そして嵐が止んだ後、うれしい発見。
去年、那須の苔屋さんから仕入れたナナカマドの盆栽。
この盆栽だけが、私の元に残ってひと冬越しました。
冬の間、庭の片隅に追いやられ、たまに気まぐれに水をあげていたくらい。
かなり冷遇されていた盆栽が、こうして新しい葉を広げているではないですか。
うれしい!ありがとう!
人知れず力を蓄えている植物のエネルギーに、圧倒され、背中を押される思いです。
苔屋さんの小さな盆栽ファンのみなさま、近々仕入れに行ってまいりますよ。
どうぞお楽しみに。
雨の朝 · 2013年4月2日 火曜日
しとしと雨の朝。
今日もおでましのノラちゃん。
年明け頃から我が家にたまにやってきていた子がだんだん3日に一度になり、
2日に一度になり、近頃は毎日顔を出す。
色白で、奥ゆかしい感じの子。
初めて見たのはこの子が腰を丸めてうずくまっている後ろ姿。
朝ブラインドを開けた時に飛び込んできたその姿は、
亡くなった母方の祖母が猫に生まれ変わって訪ねてきたにちがいない、と思うほど
佇まいが似ていて、なにか深い縁を感じてしまっています。
今日はきれいな毛並みがそぼ濡れて、寒々しいのが気に掛かる。
それにしてもこんな日は、庭の木々のなんとうれしそうなこと!
この土地に住み始めて3年目。
新築当初に植えた樹木がこの春はちょっと違う。
はじめて蕾を持ったり、幹が伸び伸びとしていたり、命のほとばしる感じがそこここに
現れて、
この早春に植えた小さな苗木も根付き、初々しい葉をたくさん開こうとしています。
風がとても強いこの地形に住み始めた当初は、
私たち家族同様、植物もとまどったり、くじけたりしているように見えたけれど
3年目にしてやっとそれを受け入れ、根を下ろし、前向きになり始めているのだな、
と感じます。
お隣さんの山桜の大木が今まさに満開。
我が家の子供部屋から望める景色はほんとうにうっとり。
ソメイヨシノとは違った、ほんのりとした色合いと地味さが
何とも言えずよいものです。
今朝の次男(ガラにもなくロマンチスト)は、なぜか子供部屋にお吸い物を持ち込んで、
この景色を見ながらベッドの上で「ズズズ…」と飲んでおりました。
彼にとっては、そんな気分なのでしょう。
私も洗濯もそっちのけで、庭ばかり見ています。