Archive for 9月, 2012

新米 · 2012年9月18日 火曜日

待ってました!新米です。

飯椀はハコニワでお取り扱いしている、砥部の中田窯の

「くわらんか茶碗」。

  

おおらかな染付の絵付け。厚みがあって、丈夫なので

日常使いにはもってこいの飯椀なのです。

「くわらんか」とは「食べなさい」という意味。

「さあ、いっぱいくわらんか、くわらんか~」と、お茶碗が語りかけてくるかのような

そんな雰囲気を持っています。

 

新米の季節こそは、ごはんが主役。

夫は明太子、長男は納豆、次男はイクラ、

そして、私は美味しいキムチでもあれば、いくらでも食べられそう。

 

ごはんの国のこの季節ならではの楽しみです。

(中田窯 くわらんか茶碗 1575)

 

 

 

夕景 · 2012年9月15日 土曜日

ハコニワの閉店は17時。

今日はそのころ、店内が夕景に染まりました。

昨日まではこんな感じではなかったので

確実に、日は短くなってきているのです。

秋なのですよ。

 

今週はこれで店じまいです。

来週も、水、木、金、土オープンです。

これからの季節、夕方のハコニワもなかなかセンチメンタルな感じですので

そんな気分に浸りたい方はぜひいらしてくださいませ。

 

 

 

桂樹舎から · 2012年9月14日 金曜日

文庫箱 アイヌ縞 赤(大) 5250円

 

文庫箱 ピーナツ柄 グレイ(大) 5250円

 

文庫箱 万華鏡 赤(小) 3150円

 

先日、八尾の桂樹舎さんから、少しだけ文庫箱入荷しました。

丁寧な作り、趣があってモダンな柄。どれを選んでいいか悩ましい…。

写真を撮りながら、じーっと見とれている私です。

 

北欧風のインテリアの部屋にも、もちろん和室にも、

殺風景な男の書斎に置かれても、きっとアクセントに

なってくれるでしょう。

写真の他にもいくつか入荷してますので、ハコニワで

ぜひご覧下さいね。

今日は、南風がムワーッと吹いたり、天気雨がザッと来たり。

爽やかな秋はいつ訪れてくれるのでしょう…

 

 

 

なんちゃって金継ぎ · 2012年9月13日 木曜日

急須やティーポットは、使い込んで実にいい味が出てきた頃に

何故か落としたりぶつけたりしてしまう。

それでも、それこそ本当に大切にしている物だから

どこにこんな反射神経の良さが隠れていたのだろう?と

自分でもびっくりするぐらいの素早い身のこなしで、

アーラ、オットットー、ヒョイってなもんで

最小限のダメージで済ませることができています。

今のところ…。

 

ふたの取ってのつまみだけとれたとか、口のところが少しだけ掛けてしまったとか。

お茶を入れるには問題ない程度の破損なら、私は全く平気で使い続けます。

だって本当に大切で大好きで、良い味が出てきたところなんですから。

 

そんな話をお客様としていたら、「あら、アタシ、なんちゃって金継ぎならできるわよ」

とおっしゃって、私の傷物の急須の蓋を治して下さることに。

「なんちゃって金継ぎ」とは、本格的な金継ぎとは違って、

漆などは使わず、「パテ直し金継ぎ風」ということらしいです。

器屋としては失格かもしれませんが、本格的な金継ぎまでするほどの

熱意がなかった私は「では、頼みます!」と図々しくお願いして、

晴れて本日「できたわよ-」と持ってきて下さいました。

 

うわー感動!かっこいいです。

シミ、シワのない乙女の肌とは違って、酸いも甘いも噛み分けた深い人生が刻まれてる感じ。

大人の色気を身にまとって帰ってきてくれたのでした。

 

 

 

 

 

 

プンプン! · 2012年9月12日 水曜日

えきのり子さんの台皿に甲斐路。キレイだなー。

我が家の本日のデザートなり。

 

9月に入って、次男が大好きなブドウが出回り始めました。

ブドウを前にすると必ず「ひとり何粒?」と聞いてくる息子。

我が家はひとり何粒と決めて、銘々皿に盛りつけるのがルールです。

さもないと、次男ひとりのおなかにすべて収まってしまうからね。

 

その次男が、5年生の家庭科の授業でエプロンを作ることになり

先日、エプロン作りキットの申し込み用紙を持ち帰ってきました。

息子は「あまりにもダサくて選べないよ。」と言います。

そのパンフレットを見て、唖然…。

ダサイどころか、これは目に毒ではないか?

どぎついキャラクター物や、変な文字が書かれている物、

サッカーチームのマークがドドーンとしているものなどなど、

とにかく、こんなエプロンの子がぞろぞろいる家庭科の調理実習って

ありですか?と思いました。

 

息子には「キットは使わないで、自分の好きな布やパーツを用意すればいいんじゃない?」

と言ったのですが、どうやらそんな目立つことは決してしたくない様子。

仕方なく、おなかのところいっぱいにクマちゃんの顔が描かれているものに

シブシブ決めたようです。辛すぎる選択…。

 

そして、思いました。

家庭科の勉強って、これでいいのかな?

エプロンに適した生地を、各々の子供のセンスで選んで

それに合うパーツをコーディネイトしてそろえて縫う。それこそが勉強では?

こんな出来合いの、しかもあまりにもお粗末なデザインばかりのキットを

使うことはいかがなもんだろう?

学校側は、忙しい両親を配慮して下さってるのかもしれないけど

親だって布を裁ったり印をつけたりぐらいの手助けぐらいできると思う。

それともまた別の理由があるのかな?

 

と、同時に、息子よ。

なぜそれほどみんなと違うことをするのを怖がるの?

これも私の育て方のせい?

などと、この終わりなき残暑のせいで、

ちょっとしたことでプンプンする私です。

 

 

 

 

 

 

 

蚊帳台拭き · 2012年9月10日 月曜日

左は蚊帳生地でできた台拭き、右はガーゼと蚊帳生地の2枚仕立ての手ぬぐい。

どちらも我が家の台所で活躍する布モノです。

そして、どちらもハコニワでお取り扱いしているもの。

蚊帳生地は吸水性と速乾性を兼ね備えた、台拭きにはもってこいの素材。

テーブルやステンレスのシンクをサササと拭いて、ザバーッと洗って、

キュキュッと絞って干しておく。

次にまた手にする頃はすっかり乾いていて本当に気持ちが良いのです。

使い込むうちに柔らかく吸水性が増して、手に馴染んでいくのもうれしいことです。

 

蚊帳は奈良の特産品で、蚊帳ふきんのメーカーもたくさんある昨今ですが、

私はこの元気な色遣いに惹かれ、井上企画・幡の蚊帳シリーズを選びました。

 

たかが台拭き1枚と思われるかもしれませんが、

食卓を拭く、洗う、お天道様の下でからっと乾かす。そしてたたむ、籠にしまっておく。

そのどの場面においても、

「あ、きれいな色だな」、「今日は何色を使おうかな」「サラッとこの手触りがきもちいい」

と、そばにあることが楽しみに思える物の方が、良いに決まってます。

ハコニワでも、この蚊帳台拭きのリピーターになって下さる方が多く

パッケージがちょっとした贈り物にいい!と選んで下さることもあります。

 

暮らしの中のほんの些細なことや、小さい物にこだわると

想像以上に楽しさの連鎖を引き起こしてくれるような気がしています。

(蚊帳台拭き 525円 )

 

 

 

 

 

 

ポーランド土産 · 2012年9月9日 日曜日

今日も暑さが厳しいですが…

涼しく乾いた風が吹いているポーランドから8日間の出張を終えて、

夫が帰ってきました。

お土産はかわいらしいポーランド陶器と子供達には文房具。

東欧の匂いが感じられるパッケージの食べ物いろいろ。

8日ぶりの夫は少しスリムになっていましたが、

お刺身と大好物の明太子を用意しておいたら、てんこ盛りご飯を

おかわりしていたので、いつもの体重に戻るのにそれほど時間が

かからないでしょう。

 

それにしても、やはり夫が留守なのは心許ない毎日でした。

子供達が大きくなって、育児にそれほど夫の手を借りなくても

済むようになっても、

私のちっぽけなグチやくだらないおしゃべりに

耳を傾けてくれる人がいないのは、

ぽっかりと穴が空いたような気がするもの。

「孤独大好き」を信条としていた私ですが、

いつの間にか、それほどでもない人になってしまった…。

 

「ポーランドリネンのキッチンクロスを30枚買い込んできてね」という希望は

「そんな店は見つからなかった」ということで却下されていましたが、

元気で帰ってきてくれてほっとしています。

たまに離れてみると、大切なものが見つかるものです。

 

 

 

 

 

 

元気になりました · 2012年9月7日 金曜日

昨日のブログ読んでくれた、つくばの友人が

「お疲れのようで…」と気遣って、

お買い物がてら美味しい和菓子を差し入れてくれました。

疲れた時は無性に甘い物にすがりたくなるので、とってもうれしかった。

そして、自分がこんな心優しい友人に支えられていることを実感すると

たちまち元気になれるものですね。

美味しかった-。お陰様で元気になりました。

 

さて、明日は上の息子の中学の体育祭。

中学の体育祭は、とてもエネルギッシュで熱くて、感動もの。

楽しみです。

というわけで、申し訳ありませんが、

明日8日(土)はハコニワお休みさせていただきます。

来週は水曜から土曜まで、いつも通りの営業となります。

その頃は秋の空気に入れ替わっていることを願うばかりです。

 

 

 

 

 

コーヒーの時間 · 2012年9月6日 木曜日

ハコニワ、昨日は仕入れの仕事のためお休みをいただき、

本日久しぶりの営業です。

ここのところ、店の仕事、母としての仕事、娘としての仕事、

それらがいちどに立て込んでしまって、正直アップアップ。

ちょっと気を抜いたらおぼれてしまいそうな数日間でした。

 

疲れた時は、やはり無性にコーヒーが飲みたくなるものですね。

甘すぎるオレオと濃いめのコーヒーの組み合わせなんかが

しっくりきます。

ハコニワに新しくお迎えした安江かえでさんのマグカップを使いました。

そして、「あーやっぱり好きだなー」と満たされた気持ちになりました。

 

安江さんの器は、秋の風が感じられるようになったらご紹介しようと思っています。

そんな日にご紹介するのがふさわしいような気がするのです。

 

 

 

 

 

 

 

縫いたい · 2012年9月3日 月曜日

先日ハコニワでお買い物をして下さったお客様。

我が家と同じ中学生と小学生がいるママさんです。

お話をしていたら、洋裁がお上手なご様子でした。

 

そして、次の日にいきなりとってもうれしいプレゼント!

麻の布でつくった私好みのコースター色々。

ハコニワにいらした夜に、あるいは朝早く?夏休み中の忙しい時間を割いて

縫って下さったかと思うと、とってもとってもうれしかったのです。

控えめにセンスよくラッピングされたコースターを受け取ったとき

「あー、素敵な女性だな-」と心に染み入りました。

サササッとこうして縫い物ができて、

さりげなく気持ちをカタチにできる人に憧れます。

 

というわけで、それ以来なんとなく私も何か縫いたい!

という気持ちがムクムクしはじめ、いよいよ今日は布地を買いました。

そして無謀にも服を縫う事に決めました。

縫いたい縫いたい縫いたい…。

その前にやらなければならないこと山ほどあるのに、そういう時に限って

私の「作りたい病」は猛威をふるいます。

今はとにかく縫いたい縫いたい。